Short-Term Treatment and Social Work Practice: An Integrative Perspective


エダ・ゴールドシュタイン,メアリーエレン・ヌーナン著/福山和女,小原眞知子監訳

統合的短期型ソーシャルワーク
ISTTの理論と実践

A5判 296頁 定価(4,600円+税) 2014年6月刊


ISBN978-4-7724-1370-1

 あらゆる援助には始まりと終わりがある。
 統合的短期型ソーシャルワーク=ISTTは,迅速で綿密な生物・心理・社会的アセスメントにより困難ケースの問題の本質を見抜き,時間的制約,資源の制約のなかで最適な介入を構築する援助スキルである。
 ISTTはまた,複数のモデルを統合し,ソーシャルワークが培ってきた理論・技術を結集して,限りある援助をより充実したものにし,援助を離れたクライエントの生涯をも見据えたプラクティカルな援助理論である。
 本書第T部では,ISTTの14の構成要素を,複合的な問題に対する援助実践の臨場感ある描写を通して解説しながら,ソーシャルワークの専門性と使命の理解を促す。
 第U部では,危機的状況,情緒障害をもつクライエント,接近困難なクライエント,家族,グループへの構成要素の応用を検討しながら,ISTTの射程の広がりを確認していく。
 ISTTの包括的視点は,生活問題とメンタルヘルスの問題がからみあい,援助の環境が複雑化するわが国の現状において,さらに活躍が期待されるソーシャルワーカーの臨床力を向上し,福祉領域の多岐にわたる業務に堅実で論理的な基盤を提供するだろう。

おもな目次

第Ⅰ部 理論概念と実践原則

    第1章 短期型援助の概観
    第2章 理論的視点と主要な特徴
    第3章 開始段階/パートI
    第4章 開始段階/パートII
    第5章 展開段階/パートI
    第6章 展開段階/パートII
    第7章 終結段階

第Ⅱ部 特殊な問題と対象

    第8章 危機志向型ISTT
    第9章 情緒障害をもつクライエント
    第10章 自ら援助を求める気のない,接近困難なクライエント
    第11章 家族志向型ISTT
    第12章 グループ志向型ISTT