EXPLORATIONS IN AUTISM

ドナルド・メルツァー,ジョン・ブレンマー,シャーリー・ホクスター,ドリーン・ウェデル,イスカ・ウィッテンバーグ著
平井正三監訳/賀来博光,西見奈子訳

自閉症世界の探求
精神分析的研究より

A5判 288頁 定価(本体3,800円+税) 2014年11月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1392-3

 本書はメルツァーによる自閉症臨床研究の成果をまとめたものである。
 事例検討は何年もわたって行われ、また週4・5回のセッションの記録を記載しているので、精神分析だけではなく、自閉症の子どもの観察記録としてみた場合にも、貴重な資料となることは間違いない。
 難解であるが、本書を読み進めることにより、自閉症自体がいったい何なのか、という問いを私たちに引き起こし、深い理解が促されるであろう。
 精神分析の流れにおいても、自閉症の理解と治療的アプローチの流れにおいても、重要な研究文献となる一冊である。

おもな目次

セクションA 理論
第1章 探求の目的,範囲,方法
第2章 自閉状態およびポスト自閉心性の心理学
第3章 中核的自閉状態―ティミー
第4章 自閉症における原初の抑うつ―ジョン
第5章 自閉症における障害された生活空間の地理学―バリー
第6章 自閉症の残余状態と学ぶことへのその影響―ピフィ
第7章 幼児期自閉症,統合失調症,抑うつ状態における緘黙症:臨床精神病理学と言語学との相関関係
第8章 強迫機制全般に対する自閉症の関係
第9章 精神機能のパラメーター(媒介変数)としての次元性:自己愛組織との関係

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書評