北西憲二編著

森田療法を学ぶ
最新技法と治療の進め方

A5判 208頁 定価(本体3,200円+税) 2014年11月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1399-2

 幅広い対象への適応を目指し,入院森田療法から外来森田療法へと主たる治療のシステムが変化していった森田療法。本書では,実際に外来患者を前にして,問題点をどのような枠組みで理解し,どのような介入を行い,それがどのような変化を引き起こすのかを紹介する。
 第1章では森田療法の臨床の知の根っこに“自然”という理解が存在することを解説。第2章では森田自身の治療実践,赤面恐怖の介入法と治療経過をとおして,森田療法では症状そのものを直接扱わない(不問)という原則を確認し,第3章では,森田療法のメタサイコロジーというべき自然論について解説する。第4章では,森田療法の治療目標である「あるがまま」と,「とらわれ」という対極的なあり方を説明。第5章から第9章までは,治療の実践編として治療時期ごとの介入法とクライアントの変化,家族への介入法を紹介する。そして,森田療法の実践をさらに深く理解するために,第10章から第12章までは,異なった臨床フィールドを持つ森田療法家による事例を提示する。第13章では外来森田療法のガイドライン(日本森田療法学会)の解説と認知行動療法との比較をし,終章では,現代における森田療法の役割を考察する。
 森田療法の最新技法を学べる一冊。

おもな目次

まえがき
第1章 臨床の知としての森田療法
第2章 森田の臨床実践
第3章 森田療法の基本的考え方─自然/反自然の枠組みから
第4章 「とらわれ」と「あるがまま」
第5章 治療の実践─―初回面接:問題の読み直しと治療導入
第6章 治療の実践─―治療前期:症状をめぐって
第7章 治療の実践─―治療中期:自己のあり方をめぐって
第8章 治療の実践─―治療の後期と終了:あるがままに生きる
第9章 治療の実践─―家族への介入
第10章 事例検討─―パニック障害
第11章 事例検討─―過適応主婦のうつ病
第12章 事例検討─―強迫性障害
第13章 外来森田療法のガイドライン
終章 森田療法と現代社会
文  献
索  引