木村宏之著

面接技術の習得法
患者にとって良質な面接とは?

A5判 180頁 定価(本体3,000円+税) 2015年4月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1423-4

 医療における患者との面接とは、症状を聴取して診断だけを行うものではなく、患者の身の上話を聴くだけの人生相談でもない。本書では、面接技術の基本について具体的に考えていく。
 「……ごく普通の言葉で面接の大切な点をわかりやすく述べている。いくつか図表が挿入されているが、それらも見やすく視覚化されていて、本書の内容の理解を助けてくれる。全編を通じて、すこしも観念的なところがない。患者との間で困難に直面したときに読めば、すぐに有益な示唆が得られるであろう。」(成田善弘先生の序文より)
 初心者の方にはもちろん、経験をもった精神(心理)療法家の方にも読んでいただきたい。

おもな目次

序文
はじめに
第1章 患者と会う前に

    精神科面接の三要素
    診察室の準備を始める
    治療者の基本的態度

第2章 初めて会う

    初回面接を始めるまでに起きていること
    診察を始める

第3章 聴く・分かる・問う

    聴くこと
    理解する(分かる)
    問う
    面接の進み方

第4章 面接の終わり

    各々の面接の終わり
    面接の終わり
    理想的ではない面接の終わり
    コラム 困難な患者の引き継ぎ

第5章 副作用

    精神療法の作用と副作用
    対策の実際
    治療者の心構え
    コラム 死にたい患者の評価面接

第6章 沈黙

    沈黙が生じたときの具体的な介入
    沈黙を構成する要因
    沈黙の経過

第7章 贈答

    医学の中の贈り物
    臨床場面
    短い面接の中の贈り物
    構造化した精神療法における贈り物

第8章 薬

    薬物療法における治療者患者関係
    心理療法を行う心理士が留意すること/薬物療法を行う精神科医が留意すること
    コラム キャンセルや遅刻の対策

第9章 救急医

    精神療法家と救急医
    症例提示
    精神療法と協力とその後
    コラム 「クレーマー」に対する面接技法

第10章 身体疾患患者

    喪失に対する反応
    面接の実際
    医療に対して拒絶・対立する患者との面接

第11章 行き詰まり

    症例提示
    現実的対応
    心理的対応

第12章 研究
コラム 精神医学の中の精神療法家
あとがき