フレデリック・N・ブッシュ/バーバラ・L・ミルロッド/メリアン・B・シンガー/アンドリュー・C・アロンソン著/貝谷久宣監訳/鈴木敬生訳

パニック症と不安症への精神力動的心理療法

A5判 270頁 定価(本体4,200円+税) 2015年12月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1431-9

 本書で紹介するパニック焦点型力動的心理療法(PFPP)は、不安症に対する単一の治療法としての有効性が実証された、精神分析的基礎をもつ初めての心理療法である。PFPPは精神分析的概念を採用し、その実践に活用してはいるが、専門化した精神分析療法とは一線を画している。つまり、PFPPは精神分析的な訓練を受けなくても、より簡便なトレーニングを受けることによって実戦可能になるということである。
 本書ではパニック焦点型力動的心理療法の重要性から、治療法、さらにはこの治療法が適用可能な領域まで論旨を拡げていく。精神力動学を専門とする方にも、生物学的精神医学に携わっている方にも、本書がパニック症という病気の一側面の理解に役立つことが監訳者・訳者の願いである。

おもな目次

エピグラフ
謝辞
著者紹介
推薦の辞
監訳者の言葉
第1章 パニック症と不安症に対する精神力動的マニュアルの重要性
第2章 臨床素材 パート1
Part1 理論的背景
第3章 基本的な精神力動的概念
第4章 精神力動的フォーミュレーション
第5章 パニック症と不安症の病因における発達の役割
Part2 治療
第6章 パニック焦点型精神力動的心理療法
第7章 パニック症と不安症に適用する精神力動的心理療法のいくつかの技法
第8章 初期評価と初期セッション
第9章 パニック症と不安症に共通する精神力動的葛藤
第10章 パニック症と不安症における防衛機制
第11章 徹底操作と終結
Part3 応用領域
第12章 広場恐怖症およびその他の恐怖症への精神力動的アプローチ
第13章 社交不安症への精神力動的アプローチ
第14章 全般性不安症への精神力動的アプローチ
第15章 心的外傷後ストレス障害への精神力動的アプローチ
第16章 不安に関連したパーソナリティ障害への精神力動的アプローチ
第17章 パニック焦点型精神力動的心理療法―応用領域の実施においてよく起こる問題
第18章 臨床素材 パート2
あとがき
文献
訳者あとがき

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