Masters of Narrative and Collaborative Therapies: The Voices of Andersen, Anderson, and White


タピオ・マリネン,スコット・J・クーパー,フランク・N・トーマス編/小森康永,奥野 光,矢原隆行訳

会話・協働・ナラティヴ
アンデルセン・アンダーソン・ホワイトのワークショップ

四六判 312頁 定価(本体3,200円+税) 2015年9月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1445-6

 「リフレクティング・チーム」のトム・アンデルセン,「コラボレイティヴ・セラピー」のハーレーン・アンダーソン,「ナラティヴ・セラピー」のマイケル・ホワイト。
 本書は,心理臨床・ソーシャルワーク領域で注目を集める「ナラティヴ・アプローチ」の三人の創始者たちが,フィンランド・ハメーンリンナで一堂に会した最初で最後のワークショップの記録である。
「問題/治療」の脱構築を通して既存のセラピーが拠って立つ基盤に新たな光をなげかけ,協働的なプロセス/協働的な言語を追求してきた三人の“コラボレイショニスト”たち。
 来歴の披露,ケースの供覧,率直な議論,そしてリフレクションからなる《マスターズ》の貴重な饗宴を通して,「セラピスト」の新たな責任と倫理が浮上する。
はじめにPreface
貢献者Contributers
序Introduction
1 オープニング・トリアローグ
2 トム・アンデルセン 言葉―さまざまな宇宙を旅する
岐路/凍りついたあり方といきいきしたあり方/ただ、見て、聞き、感じることだ。考えてはいけない。/リフレクティング・チーム/ディスカッションT/インタビューT/言葉―さまざまな宇宙を旅する/ディスカッションU/セラピストとしての仕事/インタビューU/インタビューV/ディスカッションV/ミーティングの前のミーティング、その後のミーティング/補足/結語/国際アウトサイダーの考え/トムの応答
3 ハーレーン・アンダーソン コラボレイティヴ・アプローチの可能性
知りたがりのロージー―一人の生涯学習者として/基本前提/言語と知識は関係的かつ生成的である/コラボレイティヴな関係と対話/哲学的スタンス/哲学的スタンスの実行―ボスニアでのコラボレーション/つながること、応答すること/ローカルな知識/コラボレイティヴなパートナーシップの実行/ディスカッション/誰がホストで、誰がゲストなのか?/リフレクションのあり方/信頼とは―関係のあり方か、それとも実践か/さらなる会話/再びボスニアへ/国際アウトサイダーの考え/ハーレーンの応答
4 マイケル・ホワイト 治療的会話の足場作り
阻止された自発性の耐久性/発達の最近接領域/発達の最近接領域と治療実践/コリンとマルサのストーリー/足場作り会話/学習課題のカテゴリー/既知の身近なものから、人々が知ることができるかもしれないことへ/一 初級分離課題/二 中級分離課題/三 中上級分離課題/四 上級分離課題/五 最上級分離課題/コリンとマルサの話に戻って/ディスカッションT/インタヴュー(続き)/ディスカッションU/国際アウトサイダーの考え
5 クロージング・トリアローグ