ジャネット・マアー・AM著/野中 猛監訳/山本和儀,栄セツコ,平田はる奈訳

コンシューマーの視点による
本物のパートナーシップとは何か?
精神保健福祉のキーコンセプト

A5判 130頁 定価(本体1,800円+税) 2015年12月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1459-3

 近年、「精神障害をもつ方々がその人らしく生活し、学び、意義ある仕事ができる地域づくり」が進められている。そのためには、本人と支援をする側とのパートナーシップが必要不可欠である。精神保健福祉領域における専門職の方々も、頭の中では、精神障害をもつ当事者の方々の立場を大切にして、リカバリーを支援し、より良いパートナーシップを築くことが必要である、ということはわかっている。しかし、それを実践することは容易ではない。
 本書は40年以上にわたり統合失調症とつきあい、その中の10年間は病院で暮らし、思い切って意見を述べたり、個人の権利を主張したりすることがいかに難しいことかを身をもって経験した著者が、いろいろ試してきたアイデアをまとめた本である。
 「すべての人に新しい方向性を選ぶ権利がある」のに「これまでと違った見方をすることは、たいてい簡単に否定されてしまう」と著者は言う。人は誰しも前へ進む力がある。困難な壁を前にしても、何度でも立ち止まり、考え込んでは話し合い、後戻りをしては信念を貫き、実現を目指す大切さを実感していただきたい。この本にはそのためのヒントがたくさん詰まっている。

おもな目次

著者はじめに
監訳者はじめに
初版監訳者はじめに
訳者はじめに
第1章 背景
第2章 何が,問題なのか?
第3章 パートナーシップ
第4章 エンパワメント
第5章 アドボカシー
第6章 参加
第7章 成功しているコンシューマー組織
第8章 訓練
第9章 リハビリテーション,リカバリー
第10章 何が答えなのか?
第11章 パートナーとしてのコンシューマーとは
第12章 それは失敗? それとも,チャンス?
第13章 あなたがやっていることは,私にはできません!
第14章 あなとのことを何と呼んだらいいでしょうか
おわりに