最近、仏教と精神分析学との流れについて、あらためて見直される気運が日本のみならず世界的に芽生えているということから、英国エジンバラ大学のクリストファー・ハーディング先生(CH)が聞き役、聖隷浜松病院の生田孝先生が仲介役兼通訳という形で、いわば鼎てい談だんが平成二十四年四月、当院(永尾医院)で行われました。その時の内容は、記念のため一応テープインされてあり、その記録を元に一冊の小冊子としてまとめることができました。
 昔から「話というものには間が大切で、間がものをいう」といわれています。ところが、書いたものには間があると「間抜け」となり、テープ起こしによる文からは意の通じない場所が多くみられました。そこで、若干の加筆を行い、「間抜け」を訂正して形を整えました。
 本来なら学識豊かな生田先生、新知見に富むハーディング先生が主体となっての語りとなるべきところを、何分、半世紀以上昔の思い出話ということもあり、語り手としての私、永尾の話が主となり、何やら老人の繰りごととなってしまったことを重々お詫び申し上げます。

永尾雄二郎


《鼎談者》
医療法人社団光輪会永尾医院・介護老人保健施設あおばケアガーデン 永尾雄二郎
英国エジンバラ大学 歴史学・古典学・考古学部 アジア史学科
クリストファー・ハーディング(Christopher Harding)
総合病院聖隷浜松病院精神科 生田 孝