一般財団法人日本心理研修センター編

『臨床心理学』臨時増刊号

公認心理師

B5判 160頁 定価(本体1,800円+税) 2016年9月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1509-5

 これまで多領域で活躍してきた心理職が名実ともに国家資格化され、2015年より「公認心理師」として認可された。心理職にとって地殻変動に等しいこの国家資格化によって、職能や職域および教育や研修はどのように変動するのか? 多職種との協働はどのような質的変化を生むのか? 国家資格取得のための制度的変更点はどのようなものか?
 「医療・保健領域」「福祉領域」「教育・学校領域」「司法・矯正領域」「産業・組織領域」という主要5領域における他機関・他職種連携の期待と課題を各領域の専門家が語り、各職域の課題について心理職が語る相互コミュニケーションスタイルによって、新たな公認心理師の実像を鮮やかに描いていく。国家資格化によって浮上する多様な疑問に応える「必携公認心理師ガイド」。

おもな目次

1-序

  • はじめに 村瀬嘉代子

2-公認心理師への期待

  • 公認心理師への期待 河村建夫
  • 公認心理師への期待 鴨下一郎
  • 公認心理師への期待 加藤勝信
  • 公認心理師への期待 山下貴司
  • 公認心理師への期待 古屋範子
  • 公認心理師への期待 笠 浩史

3-公認心理師とさまざまな連携の課題

  • 市民は心理専門職を必要としている 泉 房穂

●医療・保健領域

  • 公認心理師と医療との連携について 横倉義武
  • 医療チームにおける連携 坂本すが
  • チーム医療推進協議会における連携 半田一登
  • 公認心理師の誕生に寄せて 本條義和

●福祉領域

  • 社会福祉の現状と福祉領域における連携 笹尾 勝

●教育・学校領域

  • 「チーム学校」における連携―スクールカウンセラーの役割と課題 石隈利紀
  • スクールカウンセリングにおける連携 野島一彦
  • 発達障害児・者への支援における連携 市川宏伸

●司法・矯正領域

  • 司法・矯正における連携 廣瀬健二

●産業・組織領域

  • 産業・組織における連携 櫻田謙悟

4-公認心理師と各職域の課題

●医療・保健領域

  • 医療・保健領域と心理職 佐藤忠彦
  • 公認心理師と各職域の課題―精神科医療 林 道彦
  • 地域精神医療における心理職の役割 深谷篤史
  • 総合病院 中嶋義文
  • 精神保健福祉センターと保健所 邑口紀子・徳丸 享

●福祉領域

  • 福祉領域における心理専門職への期待 日詰正文
  • 児童福祉・社会的養護 加賀美尤祥
  • 高齢者福祉 加藤伸司
  • 障害者福祉 大塚 晃

●教育・学校領域

  • スクールカウンセリングと心理職 坪田知広
  • 特別支援教育と心理職 上野一彦

●司法・矯正領域

  • 矯正領域と心理職 渡邉 悟
  • 家事紛争と両親の離婚における子ども支援 相原佳子
  • 被害者支援 鶴田信子

●産業・組織領域

  • 企業における心理支援 割澤靖子・安藤美和子
  • 組織における心理支援(自衛隊) 藤原俊通

5-公認心理師に求められる知識・技能

  • 名称独占資格としての公認心理師の役割とその周辺 奥村茉莉子
  • 職業倫理 伊藤直文
  • トータルなアセスメントとケースマネジメント 岩壁 茂
  • 変わりゆく家族への支援 大熊保彦
  • 心理的援助の展開―アウトリーチ 松尾秀樹
  • さまざまな領域における多職種協働=チームワーク 津川律子
  • 心理面接の要諦 村瀬嘉代子
  • 臨床研究 下山晴彦

6-心理支援の軸としての心理学の展望

  • 心理学の展望―公認心理師についての日本心理学会の取り組み 長谷川寿一・利島 保・丹野義彦・鈴木伸一
  • 発達の観点から心理支援を展望する 子安増生
  • 生活の視点から心理支援を考える 村瀬嘉代子・古谷(積)みどり

7-後記

おわりに 鶴 光代