齊藤万比古著

増補 不登校の児童・思春期精神医学

A5判 292頁 定価(本体3,500円+税) 2016年11月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1523-1

 初版刊行から10年、新たに改訂増補版として3章を追加し、現在の不登校事情を明らかにする。
 「筆者は10年にわたって本書の考え方を温め続け,それを土台に現在の不登校,とりわけ思春期の不登校にあらわれた,2016年現在の思春期心性をとらえようと努めてきた。……本書初版をここまで育んでくれた読者と,これから新たに不登校の治療・支援に関わろうとする若き読者に,不登校論の展開と現在の考え方を一連の流れとしてとらえる機会を提供し,その展望を持って臨床に関わろうと感じてくれることを期待した。」(緒言より)
 「第6部の3つの章が付け加わったことで,新しい読者にも,すでに本書初版を手にしたことのある読者にも,本書が過ごした10年におよぶ年月の味と現在の新たな閃きを感じさせる味とを違和感なく融合させた1冊と受け止めてもらえるなら幸いである。」(あとがきより)

おもな目次

増補版 緒言
初版 緒言

第1部 不登校の現在

  • 第1章 最近の不登校のとらえ方
  • 第2章 不登校概説

第2部 不登校の諸側面

  • 第3章 不登校に見る子どもの攻撃性と脆弱性
  • 第4章 1993年:登校拒否の現状と治療
  • 第5章 不登校と心の発達
  • 第6章 思春期心性と不登校
  • 第7章 不登校の心身相関
  • 第8章 不登校・ひきこもりの精神医学的観点

第3部 不登校の治療論

  • 第9章 登校拒否の下位分類と精神療法
  • 第10章 入院治療における登校拒否の集団精神療法
  • 第11章 登校拒否の入院治療

第4部 不登校の長期経過

  • 第12章 不登校だった子どもたちのその後
  • 第13章 不登校の病院内学級中学校卒業後10年間の追跡研究

第5部 不登校の周辺領域

  • 第14章 反抗挑戦性障害
  • 第15章 家庭内暴力
  • 第16章 青少年の自殺行動をめぐって
  • 第17章 思春期の仲間集団体験における「いじめ」
  • 第18章 中学生の心のケア

第6部 不登校・ひきこもりとその治療

  • 第19章 思春期の不登校の精神医学
  • 第20章 思春期心性の男女差から見たひきこもり
  • 第21章 思春期の精神療法をめぐって

増補版 あとがき
初版 あとがき
索引
初出一覧

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