Heinz Kohut and the psychology of the self

アレン・M・シーゲル著/岡 秀樹訳

コフートを読む

A5判 320頁 定価(本体5,000円+税) 2016年11月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1525-5

 本書は、コフートの孫弟子である著者が、コフートの心理学を体系的にわかりやすく解説したもので、図解もふんだんに活用されている。本書のきわだった特徴は、コフートによるフロイト理論の講義が紹介されているところである。コフートが「ミスター精神分析」と呼ばれたことも「なるほど」と唸りたくなるほど、フロイト理論に精通した見事な講義であり、学術的にもフロイト理論からコフートがどのように自己心理学を発展させるにいたったのか、精神分析の基底に流れる思索の一つを読み取ることができる。  難解であるコフート理論を読み解くための、良質で明快な入門書である。

おもな目次

謝辞
イントロダクション
第1章 ウィーンからシカゴへ
第2章 コフートの思考の古典的な基盤
第3章 初期の論文
第4章 自己の心理学に向けて
第5章 自己の分析T:理想化された親イマーゴ
第6章 自己の分析U:誇大自己
第7章 自己の修復T:理論における変革
第8章 自己の修復U:臨床的考察
第9章 症例Z:その二つの分析
第10章 自己の治癒T:理論の再考
第11章 自己の治癒U:治癒過程についての再考
第12章 最後の言葉:共感をめぐる再考
第13章 批判と結論
コフート年譜
コフートの研究目録
入門用語集
文献
訳者あとがき

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