割澤靖子著

心理援助職の成長過程
ためらいの成熟論

A5判 240頁 定価(本体3,800円+税) 2017年1月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1537-8

 自分は何を学んできたのか? そして何を学べていないのか? そもそも心理援助職の初学者に求められる学びとはどのようなものか?
 臨床心理学の定義と心理援助職の熟達研究の比較考察を経て,成長過程の4つのステージ(大学生ボランティア経験と「ポジションの移行」,大学院教育訓練と「主体的トライ・アンド・エラー」,臨床実務経験と「実践知の獲得」,スクールカウンセリングと「協働・関係構築の技法」)を巡って,国内外の文献を丁寧にレビューしつつ,さらに実際の臨床フィールドに立脚しながら詳細に考察を展開していく。
かつて初学者だったすべての心理職が一度はみずからに投じた疑問から出発して,「ポジションの移行」「主体的トライ・アンド・エラー」「実践知の獲得」「協働・関係構築の技法」という成長過程の4段階法則を発見しながら,ひとりの専門家が世に誕生するまでの軌跡を探究していく。未だ答えなき謎に挑む臨床フィールドワークの果てにたどりついたものとは――?
 幾多の試練を越え,豊かな経験を重ね,かつての初学者がひとりの専門家へと生まれ変わる軌跡(プロセス)と法則(ルール)を探究した,心理援助職の根源的な謎に挑む臨床フィールドワーク。村瀬嘉代子・下山晴彦推薦!

おもな目次

第1章−臨床心理学を定義する―研究の予備考察
第2章−心理援助職の成長過程を考える―研究の比較考察
第3章−成長過程の第1ステージ―大学生ボランティア経験と「ポジションの移行」
第4章−成長過程の第2ステージ―大学院教育訓練と「主体的トライ・アンド・エラー」
第5章−成長過程の第3ステージ―臨床実務経験と「実践知の獲得」
第6章−成長過程の第4ステージ―スクールカウンセリングと「協働・関係構築の技法」