西尾博行,高橋依子,高橋雅春

ロールシャッハ・テスト統計集
数値の比較検討と解釈に役立つ変数データ

B5判 230頁 定価(本体4,500円+税) 2017年11月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1589-7

 ジョン・E・エクスナーは最も実証的で最も臨床に役立つロールシャッハ・テストの体系の構築を意図し,アメリカにおける主要な5つの学派を比較検討し,信頼性と妥当性のある方式として1974年に包括システム(Comprehensive System)を作成した。  著者らは,包括システムによるロールシャッハ・テストをわが国の健常成人やさまざまなクライエントに試行してきたが,その資料を1986年の原書第2版や2003年の第4版に基づいて修正すると共に,より多くの被検者に包括システムによってロールシャッハ・テストを行ってきている。その経験からロールシャッハ・テストの変数の解釈仮説は,同じようにわが国に適用できるが,知覚の仕方が文化に影響されることを否定できないと考えてきた。  このような経緯をふまえて,本書ではわが国の健常成人400人(男性200人・女性200人)に実施した包括システムによるロールシャッハ・テストに関する変数の詳細な統計値を表と図によって明らかにした。『ロールシャッハ・テスト実施法』,『ロールシャッハ・テスト解釈法』,『ロールシャッハ・テスト形態水準表』に続く,ロールシャッハ・テストの臨床と研究のための統計集である。  本書に示した各種の統計値は,ロールシャッハ・テストを用いる臨床家や研究者が,結果を解釈したり,被検者の数値と比較検討する時,実証的で客観的な資料として活用できる。また,初学者が健常者のロールシャッハ・テスト反応の特徴を正確に理解するのにもきわめて有益であろう。

おもな目次

まえがき3
第1章 表と図について9

  • データベースの入力例 図1−110
  • 反応一覧表の例 図1−211
  • 始発反応時間 表111

第2章 領域と発達水準13

  • 1.領域コード13
  • 領域コード出現頻度 表2−114
  • 領域コード出現率 図2−114
  • Sの出現率 図2−215
  • 反応順別領域コード出現頻度 表2−2−1〜表2−2−1016〜21
  • 領域アプローチ 表2−3−1〜表2−3−1022〜27
  • 2.発達水準コード28
  • 発達水準コード出現頻度 表2−428
  • 発達水準コード出現率 図2−429
  • 反応順別発達水準コード出現頻度 表2−5−1〜表2−5−1029〜34

第3章 決定因子35

  • 決定因子コード出現頻度 表3−136
  • 色彩,濃淡,反射反応コード出現頻度 表3−236
  • 決定因子コード出現率 表3−336
  • Fの出現率 図3−1−137
  • MとFMとmの出現率 図3−1−237
  • CとC’の出現率 図3−1−338
  • TとYとVの出現率 図3−1−438
  • FDとrの出現率 図3−1−539
  • 決定因子コード出現率 図3−2−1〜図3−2−1040〜44
  • 色彩反応の出現頻度 図3−3−145
  • 無彩色反応の出現頻度 図3−3−245
  • 材質反応の出現頻度 図3−3−346
  • 展望反応の出現頻度 図3−3−446
  • 拡散反応の出現頻度 図3−3−547
  • 反射反応の出現頻度 図3−3−647
  • ブレンド反応の出現率 表3−448
  • ブレンド反応の出現率 図3−448
  • 決定因子の反応順別出現頻度 表3−5−1〜表3−5−1049〜61
  • ペア反応の出現頻度 表3−662
  • ペア反応の出現率 図3−662

第4章 形態水準63

  • 反応順別形態水準コード出現頻度 表4−1〜表4−1065〜75
  • 反応順別形態水準コード出現頻度 図4−1−1〜図4−1−1076〜80
  • 領域コード別形態水準コード出現頻度 図4−2−1〜図4−2−1081〜85
  • 領域別形態水準コード出現頻度 図4−3−1〜図4−3−1086〜95
  • 形態水準の比較 図4−496
  • 反応散布図の作成 図4−5−197
  • 反応散布図の例 図4−5−298

第5章 記述統計値99

  • 記述統計値と正規性の検定 表5−1−1100〜102
  • ロールシャッハ変数のパーセンタイル値 表5−1−2103〜106
  • 内向型の記述統計値 表5−2−1107〜109
  • 両向型の記述統計値 表5−2−2110〜112
  • 外拡型の記述統計値 表5−2−3113〜115
  • 反応数低群の記述統計値 表5−3−1116〜118
  • 反応数中群の記述統計値 表5−3−2119〜121
  • 反応数高群の記述統計値 表5−3−3122〜124
  • 内向型,外拡型,両向型のU検定 表5−4−1125〜132
  • 反応数低群,中群,高群のU検定 表5−4−2133〜140

第6章 健常成人のロールシャッハ統計値141

  • 被検者の属性 表6142〜146
  • 健常成人のロールシャッハ統計値(TTNRD) 表7147〜226

あとがき227