一般社団法人 日本臨床心理士会監修/江口昌克 編集

ひきこもりの心理支援
心理職のための支援・介入ガイドライン

A5判 230頁 定価(本体3,400円+税) 2017年11月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1595-8

 近年の「ひきこもり」問題は複合し,錯綜している。同じ当事者でも,場や関係により,その姿は一様ではなく,心のありようも微妙に変化し続ける。そうした当事者に,支援者は視点を移動させたり,関係者との連携の中でさまざまな情報を総合しながら考え,取り組むことが必要である。 相談室での一対一の面接方法にこだわるのではなく,支援者自身がいかにそこから自らを解放してものを考え,関わりのバリエーションをもつかが求められる。
 本書では,心理職として「ひきこもり」をどう理解し,アセスメントし,支援していくかを,予防・教育アプローチ,家族支援,コミュニティーワークなど援助技術各論を紹介し,課題も含めて詳述する。

おもな目次

第T部 ひきこもりについての理解

  • 第1章 ひきこもりの現状と支援における課題
  • 第2章 文化的時代的背景からひきこもりを考える
  • 第3章 ひきこもりの原因とメカニズム
  • 第4章 ひきこもりにつながる体験・環境

第U部 各援助段階における臨床心理士の役割

  • ――アセスメント,ファシリテートの実践
  • 第1章 家族支援から当事者支援への結びつき
  • 第2章 就労および社会参加への継続支援と他機関連携
  • 第3章 支援のゴールと生き方志向への関わり
  • ――「働く意味」を超えた「生きる意味」の追求

第V部 長期支援の課題とその対応

  • 第1章 生活維持と経済的問題
  • 第2章 親なき後を見据えた支援

第W部 援助技術各論

  • 第1章 予防・教育的アプローチ
  • 第2章 家族支援
  • 第3章 認知行動療法を応用した支援
  • 第4章 ひきこもり家族グループの実際
  • 第5章 コミュニティワーク(ネットワーキングを含む)

第X部 ひきこもり支援における心理職の課題

第Y部 資料:ひきこもり支援に関わる諸機関