津川律子著

面接技術としての心理アセスメント
臨床実践の根幹として

A5判 184頁 定価(本体3,000円+税) 2018年8月刊



ISBN978-4-7724-1635-1

 心理アセスメントは,すべての心理支援の根底に存在する心理職のスキルの中心である。そして,面接力の向上のためには,面接を根幹から支える心理アセスメント力の向上が必要である。
 本書において著者は,多くの事例を交えながら,初回面接における見立て,トリアージ(優先順位)等,心理アセスメントにおける重要な視点を明らかにし,仮説と修正のプロセスを丹念に追うことにより,臨床実践のコツを語る。
 読者は本書の各章を読むことで,心理支援職がサイコセラピーを行うことの意味を再認し,心理臨床技術全般の能力を向上させることができるであろう。臨床心理士をはじめ,これから現場に登場する公認心理師,対人援助にかかわるすべての心理職のための基本的な書である。

おもな目次

臨床心理士として働きだした頃の自分
臨床心理アセスメントを学ぶ
面接技法としてのアセスメント
【事例から学ぶ@】ヒステリー女性との面接過程
臨床業務としての評価
電話相談におけるアセスメント
心理臨床学研究の方法論について思うこと
【事例から学ぶA】スキゾイドパーソナリティ障害の青年との精神療法
心理士から医師に知っておいて欲しいこと・医師から伝えて欲しいこと
さまざまな領域における他職種協働=チームワーク
【事例から学ぶB】いじめに遭い自殺を試みた子
臨床心理士が心理面接を行うことの意味
摂食障害への心理援助
心理療法における倫理・守秘義務
【事例から学ぶC】うつ病――地域のなかで――
【事例から学ぶD】忘れられない三つの事例