柘植雅義&『インクルーシブ教育の未来研究会』編著

小中学生のための
障害用語集
みんなに優しい学校と社会を願って

A5判 156頁 定価(本体2,200円+税) 2018年12月刊



ISBN978-4-7724-1647-4

〈本のねらい〉
 この本は、小学生や中学生向けの「障害」に関する大事な内容を集めて分かりやすく説明したものです。障害について学ぶ本ですが、「自分のことをもっと良く知るための本」でもあります。
〈皆さんへのエール〉
 今、日本では、障害があってもなくても、全ての人がお互いを大切にして支え合っていく学校や街を目指しています。そして、そのような考え方は、アメリカや韓国やイタリアやノルウェー等、多くの国でも同様で、「インクルーシブな学校や社会を作っていこう」としています。
 そして、そのような学校や街や社会にしていくために、大人だけでなく、ぜひ皆さんも応援してほしいと思います。小学生へのエール(毎日小学生新聞2017年5月5日号)や、中学生・高校生へのエール(中公新書『特別支援教育』(2013))を書いてきました。この本も、正に、皆さんへのエールです。
〈本の特色〉
 障害に関わる重要で基本的な用語を取り上げ、小学生や中学生向けにわりやすくコンパクトに説明しました。何かを調べるために辞書や辞典のように使っても良いですが、物語や小説のように読み物のように読んでも楽しいようにしました。そうすることで、一つ一つの用語(言葉)の、背景や意図なども理解しやすくなると考えました。さらに、巻末に付録として、この分野で功績を上げた有名な人物を国内外から集めて紹介しました。まずは、この付録から読んでいって、分からない用語(言葉)が出てきたら、それを調べてみる、という方法も良いでしょう。
〈この本を作った人〉
 私(柘植雅義)が働いている筑波大学の研究室に置かれた、『インクルーシブ教育の未来研究会』が、この本を作りました。本の企画の段階から原稿執筆まで関わりました。皆さんのお兄さんやお姉さんのような年齢の人々もいます。この研究室では、障害のある子どもや大人が、誰もが豊かに学び幸せに生活していける学校や街を作っていくには、どうしたらよいか、について難しい研究を一生懸命にしています。
〈本を読んでみて〉
 この本を読んでみて、面白かったこと、もっと知りたいと思ったことを、教えてくれると嬉しいです。そして、皆さんが、「インクルーシブな学校や街」に向けて、どんなことを始めたか、教えてください。

おもな目次

はじめに(子ども向け)……柘植雅義
本書の使い方(保護者の皆様・教員の皆様へ)……柘植雅義

語句(五十音順で)
「あ」
アセスメント
生きづらさ
意思の表明
インクルージョン
運動障害(筋ジストロフィーを含む)/身体障害
応用行動分析
「か」
学習障害/LD
環境調整
教育的ニーズ
共生社会
車いす・電動車いす
言語障害
行動問題
幸福
合理的配慮
交流及び共同学習
国連障害者権利条約
個別の指導計画
コミュニケーションボード(知的障害・発達障害向け)
「さ」
才能(2E)
視覚障害(弱視・全盲)
自尊感情
自閉スペクトラム症/ASD
社会的障壁
社会的スキル
重度・重複(医療的ケアを含む)
手話・指文字・筆談
障害
障害科学
障害者基本法
障害者雇用
障害者差別解消法
障害者手帳
障害受容
情緒障害
情報通信技術(ICT)
ジョブコーチ
診断(医師による診断)
心理学
精神障害
「た」
多様性(ダイバシティ)
知的障害(ダウン症・てんかん他を含む)
知能
注意欠如多動性障害/ADHD
聴覚障害
通級による指導
手順表・スケジュール表(知的障害・発達障害向け)
点字・指点字・点字ブロック
特別支援学級
特別支援学校
特別支援教育
特別支援教育コーディネーター
「な」
難病
「は」
白杖
発達障害
発達障害者支援法
パラリンピック(スペシャルオリンピック等も)
バリアフリー
病弱
福祉
補聴器・人工内耳
「ま」
学びにくさ
盲導犬・聴導犬・介護犬
「や」
ユニバーサルデザイン
「ら」
リハビリテーション
「ローマ字」
ICF(WHO国際機能分類)
「人名」
石井亮一・石井筆子
岩本綾
乙武洋匡
スティーヴン・W・ホーキング
スティービー・ワンダー
スピルバーグ
テンプル・グランティン
ビネー
ビル・ヒューレット
福島さとし
ブレイユ
ヘレン・ケラー

索引(一覧・ジャンル別にすべての語句を掲載)