The Educational Role of the Family : A Psychoanalytical Model

ドナルド・メルツァー,マーサ・ハリス/木部則雄,池上和子ほか訳/解題:山上千鶴子

こどものこころの環境
現代のクライン派家族論

四六判 240頁 定価(本体3,800円+税) 2018年12月刊



ISBN978-4-7724-1667-2

 クライン派精神分析を総括する「こころの六つの次元」(第1章)から、コミュニティ・家族に内属する個人モデル(第2章)、コミュニティ・家族という組織体の基底的想定レベル(第3・4章)、家族の組織体(第5章)、個人のパーソナリティ組織体(第6章)、さらに一九六八年のタヴィストック・クリニック(Tavistock Clinic)におけるスクールカウンセラー課程として結実した独創的なカウンセリングモデルを紹介した「補遺」へと論を進め、クラインの「結合両親像」とビオンの「基底的想定」を援用しながら新しいコミュニティ・家族を構想する。メラニー・クラインとアンナ・フロイトの論争以来、クライン派精神分析の盲点でありつづけた家族とコミュニティの機能に焦点を当てる、現代クライン派精神分析モデルによる新しい家族論。

おもな目次

はじめに―私たちのモデルとその変遷/メグ・ハリス・ウィリアムズ
第1章 こころの六つの次元
第2章 コミュニティ・家族のなかの個人というモデル
第3章 コミュニティ
第4章 家族という組織体の基底的想定レベル
第5章 家族の組織体
第6章 個人のパーソナリティ組織体
第7章 モデルの活用法
補遺I モデル、家族そして学校/メグ・ハリス・ウィリアムズ
補遺II カウンセラーとしての学校/ローランド・ハリス
解題 わが回想―“親なるもの”を希求して/山上千鶴子
訳者あとがき/木部則雄

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