田中英樹著

精神障害者支援の思想と戦略
―QOLからHOLへ

A5判 280頁 定価(本体3,600円+税) 2018年12月刊



ISBN978-4-7724-1674-0

 「精神障害者支援の世界をリードしてきたものは,エビデンスベースの証明の科学の発展も含めて,思想が出発点となっている―」改革は進むが,いまだ全世界の精神科病床の5分の1を有するわが国の現状において,脱施設化の巨大な政策的課題と並行して,これからの精神障害者支援の思想はどのような形をとり,いかなる戦略で進められていくのか。90年代から現在まで続くわが国の精神障害者支援のパラダイムを「地域生活支援の確立=統合的生活モデル」といち早く定義した著者が,世界的な動向と日本全国で育ってきた優れた実践(ベストプラクティス)の検討を通して示す精神障害者支援の未来像。

おもな目次

序章―精神障害者の実態と施策の新しい変化
第T部 精神障害者支援の思想と戦略
第1章 基本は思想
第2章 基準は世界
第3章 基盤は地域
第4章 相談援助に関する若干の事例紹介と実践的視点
第U部 精神障害リハビリテーションと精神保健福祉学
第5章 精神障害リハビリテーションの概念
第6章 思想史としての精神障害リハビリテーション
第7章 精神保健福祉学とは何か
第8章 民間活動の意義と歴史
第9章 九州における精神科病床数の蓄積過程に関する研究―何故、精神科病床数が日本一になったか