井上雅彦監修/三田地真実,岡村章司著

保護者と先生のための
応用行動分析入門ハンドブック
子どもの行動を「ありのまま観る」ために

B5判 192頁 定価(本体2,600円+税) 2019年5月刊




ISBN978-4-7724-1693-1

 子どもを、先入観なく客観的に観ていくことはとても難しい。
本書で解説する応用行動分析を活用することで、その子の気になるところや悪い部分ばかりでなく、「良いところ」「きちんと行動できている部分」に目が向けられるようになる。すぐにすべてができなくても、1つずつステップを続けていけば、子どもの良い面をさらに延ばしていくことができるだろう。
 子どもの気になる行動に困っている教師・親御さんにお勧めの一冊。

おもな目次

監修によせて
はじめに
この本の歩き方
第1部 ABAをベースにした指導ステップ―「ありのまま観る」を基本に

  • ステップ1:ありのまま上手への道
  •  1 「気になる行動」「問題行動」を書き出そう!
  •  2 1で書き出した「問題行動」「気になる行動」は「具体的な行動」かをどうか見直そう!
  •  3 本当に減らしたい行動? それとも、大人の期待が隠された行動? 見極めよう!
  •  4 問題行動を減らした「後に」何をするのかまで考えよう!
  •  5 生活全体の中で見直そう!良いところ、できているところ探し
  • ステップ2:行動の理由づけ上手への道―飛ばしてステップ3に行ってもOK
  •  6「問題行動を起こしている子」という見方を横に置いてみよう
  •  7「機能している行動」は生き残っているという見方をすること
  •  8 問題行動も機能しているから起こっているという見方
  •  9 ABCフレームで見直してみよう!
  •  10 何が問題行動を維持しているのか見極めよう!
  •  11 問題行動の代わりになる行動を見つけ出そう→指導のターゲット行動
  • ステップ3:観察上手への道
  •  12 観察する行動を一つに絞り込もう
  •  13 記録用紙を作る―記録方法を決める
  •  14 記録を取る―ベースラインの重要性
  • ステップ4:ほめ上手への道
  •  15 行動の直後に何が起きているかが大事
  •  16 うまいほめ方のコツ
  •  17 ほめる頻度を決めていく
  • ステップ5:工夫上手への道
  •  18 先行事象を工夫する
  •  19 「環境調整を試みる」
  •  20 自分一人でターゲット行動ができないとき―プロンプトをうまく使う
  •  21 待ち上手になる―時間遅延法
  •  22 「指導の手続きフォーム」で整理する
  • ステップ6:ふり返り上手への道
  •  23 指導を行いながら記録をとり続ける
  •  24 記録の読み取り方
  •  25 常にこれでいいのか考えながら指導する
  • ステップ7 自分観察上手への道
  •  26 ゆらぐ自分のプロセスをありのままに観る
  •  27 何が恐れや怒りや悲しみをもたらしているのか
  •  28 本当に恐れるものなどなにもない

第2部 ABAの基礎(理論編)

  • 1)日常的な直観に頼った、行動の理由づけ―循環論に陥りやすい
  • 2)科学的に行動を観るために―ABCのフレームで行動をありのままに観る
  • 3)行動はその直後に起きている事象によって、続いて起こったり起こらなくなったりする―基本の3つの原理
  • 4)行動が増えたり、維持したりする原理―強化の原理
  • 5)行動が減る原理(その1)―弱化の原理
  • 6)行動が減る原理(その2)―消去の原理
  • 7)「A」の役割―インストラクションは「A」
  • 8)応用行動分析学(ABA)の真髄―機能的なモノの見方

第3部 ABAの原理をもとにした指導の実際

  • 教師が作成した指導プログラム
  • 保護者が作成した指導プログラム
  • おわりに