小田切紀子,町田隆司編著

離婚と面会交流
子どもに寄りそう支援

A5判 244頁 定価(本体3,200円+税) 2020年4月刊




ISBN978-4-7724-1753-2

 両親が離婚した後も,子どもにとって守られた環境の中,双方の親と良好な関係を保ち,愛情を受けることが子どもの成長の糧となる。一方で,現実には,高葛藤,DV,虐待,再婚などの課題を抱え,支援を必要としている家庭も多い。子どもにとって望ましい面会交流のために必要な支援,制度,そして社会が共有すべき考え方はどのようなものであろうか。本書では,臨床心理学・法学・社会学など多様な分野から,そして家裁調査官・弁護士・国際司法・ADR・支援団体など多様な立場から,子どもに寄りそう制度と支援に向けた現状と提言を集めた。

おもな目次

序章 小田切紀子/子ども中心の面会交流に向けて
第I部 離婚と子ども―面会交流をめぐる現状と課題
第1章 棚村政行/離婚と子どもをめぐる議論―家族法学者から見た現状と課題
第2章 町田隆司/親権紛争解決と面会交流のポイント―家庭裁判所から見た現状と課題
第3章 小田切紀子/離婚と子どもの研究と必要な支援―臨床心理士から見た現状と課題
第4章 今里恵子/国際的な子の奪取・返還事件と合意による解決―「ハーグ条約事件」の現状と課題
第II部 面会交流の考え方
第5章 野沢慎司/日本のステップファミリーにおける面会交流―大人の視点から子どもの視点へ
第6章 田高 誠/面会交流をめぐる「子どもの拒否」の考え方
第7章 濱野昌彦/面会交流をめぐる「両親間の葛藤」の考え方
第8章 上野 晃・渡邉祥子/面会交流をめぐる紛争の特徴と弁護士の対応
第9章 小泉道子/ADR(裁判外紛争解決手続)による面会交流の取決め
補章 青木 聡/面会交流の支援者に求められる専門性―アメリカの監督付き面会交流支援ネットワークの基準

関連書