精神療法 第39巻第6号

特集 二つの受容(アクセプタンス)をめぐって―それぞれの精神療法の立場から


B5判/150頁/定価(本体2,000円+税) 2013年12月刊


〈巻頭言〉「もっと言葉を,そしてもっと教養を」:飯森眞喜雄

特集 二つの受容(アクセプタンス)をめぐって―それぞれの精神療法の立場から

受容をめぐる問題:北西憲二
森田療法における受容―「あるがまま」の体験プロセス―:久保田幹子
内観療法における受容―治療構造と治療者患者関係の観点から―:長山恵一
カウンセリングにおける「受容」の真の意味とは―クライアント中心/フォーカシング指向心理療法の立場から―:諸富祥彦
弁証法的行動療法の立場から―「受容」と「変化」について―:竹田康彦・内村英幸
アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)における「アクセプタンス」とは何か:武藤 崇
2つの受容を巡って―集団精神療法の立場から―:田辺 等
家族療法・夫婦療法の立場から:中村伸一
二つの受容に加えて―セラピストが内側で自己を受容する―:妙木浩之
アクセプタンスと間主観性:丸田俊彦
ソーシャルワークでいう「受容」は,人生の一連のプロセスとの伴走である:福山和女
ナラティヴ・サイコオンコロジーの立場から:小森康永
〈エッセイ〉
治療者と患者の2つの受容―「悲哀の仕事」と「記憶の書き換え」―:西園昌久
精神分析におけるアクセプタンス:牛島定信
受容の構造と作用機序:高橋美保
隅々まで気を配ること―ACT からマインドフルネスを見る―:熊野宏昭
表現療法と分析心理学から:山中康裕
「アクセプタンス」の「受容」に困難を感じて,私は“漱石の煩悶”に「共感」すること:原田誠一

〈研究報告〉

短期力動精神療法過程―精神療法過程Q セットを用いた検討
 :鈴木朋子・山科 満・鈴木慶子・馬渕麻由子・中 康・鈴木菜実子・堀内麻美・守屋直樹・木下利彦

〈資  料〉

思春期青年期事例への訪問相談―メールとカンファレンスによる支援体制について
 :福田真也・草薙ちひろ・林香奈子・須藤志保・山口了子・鈴木恵美・宮本祐子・有賀由妃

〈連  載〉

神経科精神科・古参医の戯言 第4回 「不安・抑うつ発作」発見の歴史(1)不安・抑うつ発作概説:貝谷久宣
医学目的の文学手段 第6回 精読『心』:小森康永
発達障害へのアプローチ―最新の知見から 第1回 最近の発達障害概念:市川宏伸

〈シリーズ/ケースの見方・考え方33−2〉

臨床心理士養成大学院における修了生に対する事例検討会(2)―システムズ・アプローチを基盤として―
 :中村志寿佳・生島 浩・伊藤 充・武田 涼

〈書  評〉

エドナ・B・フォア,他編「PTSD 治療ガイドライン 第2版」前田正治
北西憲二著「回復の人間学」黒木俊秀
向谷地生良,小林茂編著「コミュニティ支援,べてる式。」増茂尚志
ハインツ・グルンゼ,他著「双極性障害の生物学的治療ガイドライン」牛島定信
フィリッパ・ペリー(物語)・ジュンコ・グラート(絵)「まんが サイコセラピーのお話」妙木浩之
ケネス・サンダース著「ポスト・クライン派の精神分析」古井博明
藤原俊通著「組織で活かすカウンセリング」山下吏良
長谷川利夫著「精神科医療の隔離・身体拘束」安西信雄
ウェブスター・ストラットン著「認知行動療法を活用した子どもの教室マネジメント」高野久美子
本田秀夫,日戸由刈編著「アスペルガー症候群のある子どものための新キャリア教育」山附W資
功刀 浩編「研修医・コメディカルのための精神疾患の薬物療法講義」鈴木宗幸
サニー・S・ハンセン著「キャリア開発と統合的ライフ・プラニング」金井壽宏
デヴィッド・ウエストブルック,他著「認知行動療法臨床ガイド」林潤一郎

書評ページへ

患者から学ぶ

社会的養護から学んだことと感じている危機感:増沢 高

〈Review of Books Abroad〉

Gertrude Blanck : Primer of Psychotherapy.:篠原道夫

〈海外文献抄録〉

山中康裕ほか

学会の印象

第12回日本トラウマティック・ストレス学会:小西聖子
第109回日本精神神経学会学術総会:宮岡 等

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉

呼称“精神療法”断想:大塚義孝