精神療法 第40巻第5号

特集 医療現場での家族・夫婦アプローチ


B5判/150頁/定価(本体2,000円+税) 2014年10月刊


[巻頭言]精神医療の医学化の限界と精神療法:大野 裕

特集 医療現場での家族・夫婦アプローチ

医療現場での家族・夫婦アプローチ―システム理論の最近の動向―:渡辺俊之・中村伸一
認知症をかかえる家族へのアプローチ:扇澤史子
医療現場でのソーシャルワーク:高山恵理子
遺伝カウンセリングでの家族夫婦対応について:後藤清恵
在宅医療を介して家族にアプローチする―在宅医療における家族支援―:若林英樹・岡 聡
家族・医療者間の相互作用に由来する問題をいかに解決するか―看護師が“気になる家族”の分析―:児玉久仁子
不妊症外来でのカウンセリング:平山史朗
エピローグ―「家族療法」が消える日―:中村伸一
[エッセイ]
新しいタイプの協働における夫婦・親子の尊厳について―遷延性意識障害患者へのソーシャルワーク―:福山和女
治療への抵抗を家族看護のcueととらえる:上別府圭子
『家族になる』ということ―周産期の現場から―:佐藤律子
家族へのアプローチ,サポートを当たり前のものにするために:植村太郎
障害のある子どもをもつ親の変容:一瀬早百合
逆家族療法:中村伸一

〈症例研究〉

境界水準の知的機能を有する当事者が支援の必要性を見過ごされる背景要因の検討
 ―問題の未然予防に向けた提言を含めて―:松浦隆信

〈連  載〉

神経科精神科・古参医の戯言 第9回 「不安・抑うつ発作」発見の歴史(6)
 パニック性不安うつ病の病前性格と性格変化(後編) パニック障害のパーソナリティ障害:貝谷久宣
発達障害へのアプローチ―最新の知見から 第6回 発達障害と教育:柘植雅義
精神分析の一語 第2回 投影同一化 projective identification:松木邦裕 鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第1回 パリの帽子屋異聞:山中康裕

[シリーズ/ケースの見方・考え方 34-21]

情緒に触れることの困難を感じ続けた心理療法過程:長田和子・中村留貴子

〈書  評〉

小谷英文著『集団精神療法の進歩―引きこもりからトップリーダーまで』:北西憲二
アントン・オブホルツァー,ヴェガ・ザジェ・ロバーツ編
 『組織のストレスとコンサルテーション―対人援助サービスと職場の無意識』:福山和女
糸川昌成著『統合失調症が秘密の扉をあけるまで―新しい治療法の発見は,一臨床家の研究から生まれた』:岡崎祐士
アーノルド・B・バッカー,マイケル・P・ライター編『ワーク・エンゲイジメント―基本理論と研究のためのハンドブック』:神山昭男
ジョルジュ・ディディ=ユベルマン著『ヒステリーの発明〈上〉―シャルコーとサルペトリエール写真図像集』
 『ヒステリーの発明〈下〉―シャルコーとサルペトリエール写真図像集』:福本 修
赤畑 淳著『聴覚障害と精神障害をあわせもつ人の支援とコミュニケーション―困難性から理解へ帰結する概念モデルの構築』:妙木浩之
アレン・フランセス著『精神疾患診断のエッセンス―DSM-5の上手な使い方』:黒木俊秀
河合隼雄著『私が語り伝えたかったこと』:藤原勝紀
弘中正美著『遊戯療法と箱庭療法をめぐって』:西村洲衞男
ローラ・フリン著『統合失調症の母と生きて』:夏苅郁子
成田善弘著『精神療法家の本棚―私はこんな本に交わってきた』:神谷栄治

書評ページへ

患者から学ぶ

自閉症スペクトラムの人たちから教わったこと:日戸由刈

〈Review of Books Abroad〉

John R Jordan & John L McIntosh (ed) : Grief After Suicide
 : Understanding the Consequences and Caring for the Survivors:勝又陽太郎

〈学会の印象〉

日本集団精神療法学会第31回大会:岡元宗平

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉

なぜ,内観療法は日本に生まれたのか:真栄城輝明