精神療法 第41巻第3号

特集 傷つきやすい自己愛をめぐって−その理解と対応


B5判/150頁/定価(本体2,000円+税) 2015年6月刊


[巻頭言] 脳科学に接近する精神療法のゆくえ:黒木俊秀

特集 傷つきやすい自己愛をめぐって−その理解と対応

特集にあたって:北西憲二
〈自己愛をどのように理解するのか〉
精神分析の立場から:皆川邦直
東洋的自己心理学(森田療法)からの理解と対応:北西憲二
自己愛性心的構造に対する精神療法―自尊心の病理―:市橋秀夫自己愛と恥について−岡野憲一郎
〈自己愛との関連から〉
メランコリーと神経症性抑うつにおけるナルシシズム―うつ病の回復期に対する視点―:西依 康・加藤 敏
「自己愛」の病理を有する持続性抑うつ障害(気分変調症)の一例―森田療法の立場から―:樋之口潤一郎
双極U型障害の自己愛性病理に対する精神療法的接近:芝伸太郎
社交不安症:久保田幹子
摂食障害と自己愛:西園マーハ文
PTSD:廣幡小百合・安齋順子
ひきこもりと「自己愛」:斎藤 環
境界性パーソナリティ障害と自己愛:林 直樹
[エッセイ]
ロールシャッハ・テストからみえてくるもの:中村伸一
自己愛の脆弱な傷つきやすい人たちとどうつきあっていくのだろうか:妙木浩之
傷つきやすい自己愛をめぐって―児童思春期の心性から―:山中康裕
あなたと/わたしの傷ついた「自己愛」にかさぶたができて,のびのびできるといいね:原田誠一
回避行動の影に隠れた,傷つきやすい自己愛―認知行動療法の立場から―:下山晴彦

〈資  料〉

〈鼎談〉仏教精神分析〔1〕―古澤平作先生を語る―:永尾雄二郎・クリストファー・ハーディング・生田 孝
解  題:山中康裕

〈連  載〉

発達障害へのアプローチ―最新の知見から 第10回 発達障害と司法:桝屋二郎
精神分析の一語 第5回 トラウマ(2)―精神分析とトラウマ:松木邦裕
鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第5回 荻野恒一先生−比較文化精神医学,そして,人間学と生化学―:山中康裕

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 35−1〉

子どもの相談窓口から3世代の抱える課題に関わった事例をめぐって:浜田真紀子・濱野清志

〈書  評〉

リサ・W・コイン,アミー・R・マレル著「やさしいみんなのペアレント・トレーニング入門―ACTの育児支援ガイド」:山崎晃資
大谷 彰著「マインドフルネス入門講義」:北西憲二
中久喜雅文著「力動的精神療法入門―理論と技法」:牛島定信
クリスティーン・ネフ著「セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる」:福山和女
小林隆児著「甘えたくても甘えられない―母子臨床のゆくえ,発達障碍のいま」:鯨岡 峻
アン・ワイザー・コーネル著「臨床現場のフォーカシング―変化の本質」:園田雅代
ドナルド・メルツァーほか著「自閉症世界の探求―精神分析的研究より」:木部則雄
北西憲二編著「森田療法を学ぶ―最新技法と治療の進め方」:増野 肇
松木邦裕,瀧井正人,鈴木智美著「摂食障害との出会いと挑戦―アンチマニュアル的鼎談」:初瀬記史
マリオン・ソロモンほか著「短期力動療法入門」:岩壁 茂
神村栄一編「認知行動療法実践レッスン―エキスパートに学ぶ12の極意」:原田誠一

患者から学ぶ

「期待」考:門本 泉

〈Review of Books Abroad〉

Wilfred Ruprecht Bion, Edited by Chris Mawson : Editorial Consultant Francesca Bion
 :‘ The Complete Works of W.R. Bion I_XVI_’:飛谷 渉

海外文献抄録

小川豊昭ほか

〈学会の印象〉

日本認知・行動療法学会第40回大会:谷 晋二
第32回日本森田療法学会:比嘉千賀
日本臨床心理身体運動学会第17回大会:廣瀬幸市

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉

祈りと救いとこころ:榎本 稔