精神療法 第41巻第4号

特集 自閉症スペクトラム障害の臨床を問う−見失われた精神療法的視点


B5判/150頁/定価(本体2,000円+税) 2015年8月刊


[巻頭言] 子どもの精神療法―その現在と明日:齊藤万比古

特集 自閉症スペクトラム障害の臨床を問う−見失われた精神療法的視点

〈第1部:精神療法的視点〉

  • なぜこの特集を組んだのか―自閉症スペクトラム障害の診断と支援の在り方―:山附W資
  • 大人の自閉症スペクトラム障害の精神科医療―治療につながる面接―:宮岡 等
  • 心理学的アセスメント:黒田美保
  • 発達障害を持つ生徒への心理療法的援助:山田道行・村瀬嘉代子
  • 国際的・操作的診断マニュアルと精神療法:大野 裕
  • 児童青年期精神医学研修から学ぶ発達障害の精神療法:吉田敬子

〈第2部:日本における各種技法の実践と展開〉

  • 行動論的アプローチはASD治療の到達点として何を目指すのか:井上雅彦
  • TEACCHプログラムの考え方を生かした発達診療:高橋和俊
  • SCERTSモデル―自閉症児への包括的教育アプローチ―:長崎 勤
  • ペアレント・メンター:吉川 徹
[エッセイ]
  • 自閉症スペクトラム障害と森田療法―どのように理解し,関わっていくのか―:北西憲二
  • 自閉症スペクトラム障碍の臨床を問う:山中康裕
  • 発達障碍と精神療法研究:小林隆児
  • 自閉症スペクトラム障害者の就労支援:梅永雄二

〈症例研究〉

統合失調症者の言葉を聴くこと:多田昌代

〈短  報〉

「叫び声」を上げるある終末期がん患者とその家族への精神療法的関わり
 ―緩和ケアを通して生じた,治療者態度の変化に関する森田療法的視点からの考察―:樋之口潤一郎

資  料

〈鼎談〉仏教精神分析〔2〕―古澤平作先生を語る―:永尾雄二郎・クリストファー・ハーディング・生田 孝

文献紹介

精神障害をもつ人の学習指導方法:武田隆綱

〈シリーズ/ケースの見方・考え方 35−2〉

めまいを訴えて受診した40代女性との面接―「きっちりしていること」と「いい加減」のはざまで―:村井陽之・金山由美・濱野清志

〈連  載〉

神経科精神科・古参医の戯言 第11回 「不安・抑うつ発作」発見の歴史(8)パニック障害における前頭葉機能低下の神経科学的背景:貝谷久宣 発達障害へのアプローチ―最新の知見から 第11回 発達障害と家族支援:井上雅彦
精神分析の一語 第7回 反復強迫:松木邦裕
鞄に硯を携えて―私の墨汁一滴 第6回 箱庭療法の母―ドーラ・M・カルフさんとのこと:山中康裕

〈書  評〉

成瀬悟策著「動作療法の展開―こころとからだの調和と活かし方」:北西憲二
マイケル・ウンガー著「リジリアンスを育てよう―危機にある若者たちとの対話を進める6つの戦略」:平野真理
リンダ・A・ディメフほか編「弁証法的行動療法(DBT)の上手な使い方―状況に合わせた効果的な臨床適用」:田中恒彦
宮西照夫著「実践ひきこもり回復支援プログラム―アウトリーチ型支援と集団精神療法」:倉光洋平
小石川真実著「私は親に殺された!―東大卒女性医師の告白」:川谷大治
G・J・メイヤーほか著「ロールシャッハ・アセスメント システム―実施,コーディング,解釈の手引き」:小川俊樹
野中猛ほか著「多職種連携の技術(アート)―地域生活支援のための理論と実践」:安西信雄
石郷岡純ほか責任編集「POWERMOOK《精神医学の基盤》[1] 特集:薬物療法を精神病理学的視点から考える」:山下喜弘
影山任佐著「犯罪学と精神医学史研究」:山中康裕
村井俊哉著「精神医学を視る「方法」」:黒木俊秀
山尾陽子著「心理療法における言葉と転機―プロセス研究で学ぶセラピストの技術」:原田誠一

患者から学ぶ

学ぶこととつながること:岩倉 拓

〈Review of Books Abroad〉

Edited by Andrea Bloomgarden, Rosemary B. Mennuti : Psychotherapist Revealed : Therapists Speak about Self-Disclosure in Psychotherapy:岩壁 茂

海外文献抄録

舘野由美子ほか

〈学会の印象〉

Japan Psychotherapy Week 2015:北内信太郎
世界家族療法会議(World Family Therapy Congress)第23回大会:田村 毅

追  悼

松本雅彦先生を悼む:山中康裕

〈かたるしす〉

〈てらぺいあ〉

自らの乳幼児期の思い出を語る母親:小倉 清