『臨床心理学』増刊第7号

カウンセリングテクニック入門
プロカウンセラーの技法30

B5判 200頁 定価(本体2,400円+税) 2015年8月刊


ISBN978-4-7724-1441-8

 優れたカウンセラーはカウンセリングでどのような工夫をしているのか? カウンセリングテクニックの真髄とは何か? カウンセリングテクニックはどのようにトレーニングすればいいのか?
 聴く=傾聴、観る=観察、見立てる=アセスメントなどのベーシックテクニック、臨床の正否を左右する戦略的なコアテクニックを選び、真に臨床実践に堪えるカウンセリングテクニックを議論・確立するためのプラットフォーム構築を目指す「特集:カウンセリングテクニック入門」。テクニックの選択基準は、学派・理論の別を問わず臨床領域において求められるスタンダードスキルであること。1つのテクニックを巡っては、@「テクニックの概要」、A「テクニックの解説」B「ケーススタディ」という3ステップでテンポよく解説する。
 対談「カウンセリングテクニックを実装/検証する」から各論考まで、名カウンセラーの豪華執筆陣がその名を連ね、初学者にもわかりやすいテクニックのシンプルな解説を試みる。実践本位のプロフェッショナル・カウンセリングテクニックガイド!

おもな目次

1.対談

カウンセリングテクニックを検証/実装する:岩壁茂+平木典子

2.カウンセリングテクニック入門

カウンセリングテクニックの「前提」:岩壁 茂
カウンセリングテクニックの「訓練」:平木典子

3.カウンセリングのベーシックテクニック6

聴く=傾聴:諸富祥彦
観る=観察:信田さよ子
組み立てる=アセスメントからケースフォーミュレーション:藤岡淳子
触れあう=「今ここ」での関係:福島哲夫
繋げる=理解から行動へ:松見淳子
伝える=変化と指示のためのコミュニケーション技術:原井宏明

4.カウンセリングのコアテクニック24

★ステージ1−カウンセリングを始める
  • インテークセッション・スキル―出会い・始める技術:神谷栄治
  • ジョイニング―協働作業を始める:野末武義
  • パラフレーズ・リフレクト・サマライズ―問題を設定する:藤生英行
  • リフレーミング―問題をいったん整理する:青木みのり
  • 治療動機を発掘するために―動機づけ面接が教えること:岡嶋美代
  • ミラクルクエスチョン―「ありえない空想」の現実化:若島孔文
  • 治療目標―「できたらいいな」を現実に:菊池安希子
  • 危機介入―自傷・自殺・他害の防波堤:小澤康司
★ステージ2−カウンセリングを深める
  • 非言語コミュニケーション―観察・アイコンタクト・表情:春日武彦
  • 自己開示―カウンセラーの内的体験の活用:遠藤裕乃
  • 間接暗示―指示を示唆する技術:大谷彰
  • 感情アプローチ―猛る感情にアクセスする:柴山雅俊
  • 直面化confrontation ―関係を転回する:妙木浩之
  • 認知再構成―認知のストレッチ:神村栄一
  • 解釈―共同注視の延長として:岡野憲一郎
  • エンパワーメント/レジリエンス―回復力と折れない心:松嶋秀明
★ステージ3−カウンセリングを広げる
  • 変容プロセス―変容のための段階設定:前田泰宏
  • トラブル解決―行き詰まったセラピーを超えて:岩倉拓
  • エクスポージャー―あふれる刺激に順化する:吉田博美
  • クライエントのソーシャルスキルを育む:野坂達志
  • 行動活性化―行動レパートリーを豊かにする:兼子唯+鈴木伸一
  • セルフモニタリング―自分で自分を知る:三田村仰
  • 終結―終える技術:杉原保史
  • セラピストのセルフケア―バーンアウトを防ぐ:落合美貴子