臨床心理学 第13巻第3号


特集 対人援助職の必須知識 研究の方法を知る


B5判/160頁/定価(本体1,600円+税) 2013年5月


特集:対人援助職の必須知識 研究の方法を知る

1 臨床心理学研究の基礎

    臨床心理学における研究の多様性と科学性―事例研究を超えて:岩壁 茂
    臨床心理学におけるエビデンス―効果研究と臨床実践:杉浦義典
    臨床心理学における研究―臨床的関心からリサーチクエスチョンへ:遠藤裕乃
    リサーチデザインの選び方―実践研究の質を高めるためのヒント:藤川 麗
    臨床心理学実践研究の倫理:金沢吉展

2 臨床心理学における量的研究の基礎と発展

    プログラム評価研究―臨床心理サービスのアカウンタビリティ向上に役立つ視点:安田節之
    尺度を開発し測定する―現象を的確に捉えるために:坂本真士
    インターネットを活用した臨床心理学的研究:末木 新・梅垣佑介

3 質的研究の臨床心理学的展開

    臨床心理学における質的研究のあり方と可能性:能智正博
    質的研究の新たな発展―合議のプロセスを用いた質的研究:藤岡 勲
    「質」と「量」を組み合わせる:遠藤利彦

4 臨床活動から研究へ

    子どもの心理療法の結果研究とプロセス研究―英国の現状:鵜飼奈津子
    心理診断から研究へ―MMPIを通して:井手正吾
    臨床活動から研究へ:伊藤美奈子

5 コラム―執筆と投稿

    研究法を学ぶブックガイド:佐々木 淳
    文献検索とWeb 利用法―先行研究の読み方:金築 優
    2000 年の時を超えた,伝えるための文章構成法:小堀 修
    共同研究の方法:国里愛彦
    学会発表と投稿:大山泰宏

投 稿

原著論文 
怒りを表出したクライエントへの治療的対応に関するプロセス研究―課題分析を応用した合議制質的研究法による実践的対応モデルの生成
:煢ェ昂太・糟谷寛子・福島哲夫
展望研究 
企業におけるメンタルヘルスケアの現状と効果的な取り組みに向けた提言:向江 亮
文化的マイノリティに対する心理援助再考―コレクティブ・アイデンティティ発達理論による検討:藤岡 勲

連続講座

解離への眼差し(7) 「解離性障害と統合失調症」:柴山雅俊

臨床ゼミ

認知行動療法中級レッスン─エキスパートに学ぶ11の秘訣(12) 「学校での不適切行動(不良行為)の評価と対応―教育療育相談系B」:杉山雅彦 アディクション―ゆるやかな共助のためのエチュード(1) アディクション―精神医学の「鬼っ子」」:松本俊彦

リレー連載

臨床心理学・最新研究レポート(3) 「生成力のある理論と調査の技術」:杉浦義典
臨床現場から動きを創る(3) 「社会的養護児童支援と地域ネットワークの形成」」:飯田昭人
主題と変奏―臨床便り(2) 「私は無料の傾聴カウンセラーです」:田澤安弘

書 評

増沢 高 ・青木紀久代 編著『社会的養護における生活臨床と心理臨床―多職種協働による支援と心理職の役割』(評者:田中康雄)
佐々木玲仁 著『風景構成法のしくみ―心理臨床の実践知を言葉にする』(評者:高石恭子)
マーク・ウィリアムズほか 著『うつのためのマインドフルネス実践―慢性的な不幸感からの解放』(評者:伊藤義徳)