臨床心理学 第16巻第5号


特集 治療的コミュニケーション


B5判/160頁/定価(本体1,600円+税) 2016年9月


 
 

特集:治療的コミュニケーション

1 総論:治療的コミュニケーションを開く

  • 言葉に時間を読む―治療的コミュニケーション特集にあたって:森岡正芳
  • (複数の)声を取り戻す―回復してゆく虐待加害者から学ぶ:村上靖彦

2 治療的コミュニケーションの基本

  • 耳の傾け方―客観的事実の聴取と主観的世界の感受:高島聡子
  • 治療的会話を育む工夫―非言語的なプロセスに注目して:杉原保史
  • 「見る」と「眺める」―臨床における観察の眼:上田琢哉
  • 人という毒,人という薬:宮地尚子・菊池美名子・松村美穂
  • 開かれた対話―セラピストの在り方:白木孝二

3 治療的コミュニケーションの実際

  • 幻聴をもつ人とのコミュニケーション―ヒアリング・ヴォイシズ:佐藤和喜雄
  • 記憶はどのように伝えられるか―子どもへの司法面接と多機関連携による協同面接:仲真紀子
  • 小中学校における成長促進的コミュニケーション―メンタルフレンドとのナナメの関係:中村美津子
  • 外傷性反復が緩むとき―トラウマケア:坂中尚哉
  • 虐待をめぐる親との対話:久保樹里
  • 処遇の場で対話を拓く―加害者臨床/ピアグループ:立原弘樹
  • 会話をリハビリテーションにするために―認知症高齢者との会話から:田崎みどり
  • 過去を共にふりかえる―ライフストーリー・レビュー:高松 里
  • ターミナル期の人々とのコミュニケーション:近藤(有田)恵

投 稿

  • 原著論文
  • うつ病罹患者に対する偏見が対人的拒絶・サポート行動の意図に及ぼす影響―質問紙実験による検討:樫原 潤
  • 資料
  • 諦めることに対する認知の発達的特徴と自己肯定感および人生満足度との関連:菅沼慎一郎・浦野由平

連続講座

  • 当事者研究への招待(8) 「ひとり一人で,ともに―当事者研究の政治哲学」:熊谷晋一郎
  • たのしいからだ―地上環境の身体論(2) 「字を書くからだ」:野中哲士

リレー連載

  • 臨床心理学・最新研究レポート・シーズン3(3) 「文化的文脈を再考すること―臨床心理学のスメルジャコフ的問い」:東畑開人
  • 主題と変奏―臨床便り(22) 「ちゃんとむきあう/いっしょによろこぶ」:富井恵子

書 評