臨床心理学 第16巻第6号


特集 いじめ・自殺―被害・加害・社会の視点


B5判/160頁/定価(本体1,600円+税) 2016年11月


 
 

特集:いじめ・自殺―被害・加害・社会の視点

1 総論:いじめ・自殺を考える

  • いじめ・自殺の現状と対応:増田健太郎

2 いじめ・自殺という現象を考える

  • 「いじめ」はいつ自殺に転じるのか:松本俊彦
  • 大人たちはなぜ「いじめ」に気づけないのか?―いじめの透明性:斎藤 環
  • いじめ問題はどう変わったのか?―その歴史的変遷と社会的背景:土井隆義
  • 被害者たちはどのような「影響」を受けるのか?―いじめとトラウマ:吉田圭吾

3 いじめ・自殺に対処する@―総合的ケア+短期的アプローチ

  • 学校組織等との協働―事実確認・因果認知・対応判断・環境調整:増田健太郎
  • いじめ問題の当事者家族との協働―小児科医からみたいじめ問題:沖 潤一
  • 弁護士によるいじめの関係調整:平尾 潔

4 いじめ・自殺に対処するA―個別的ケア+長期的アプローチ

  • 被害者の傷を癒やす―被害者臨床:東 千冬
  • 予防教育としてのレジリエンスの育成:渡辺弥生
  • 加害者の思考・行動を「教育」する―加害者臨床:田代 順
  • 「いじめ・自殺」予防教育の実際:シャルマ直美

5 コラム:いじめ・自殺

  • 居場所を「創造」する―建築からみた「場所論」:松田雄二

投 稿

  • 原著論文
  • 中学生を対象とした抑うつ予防心理教育プログラムの試行―チームティーチング実践と心理士単独実践の比較を通して:堤 亜美・下山晴彦
  • 衝動性を有するトゥレット症候群の子どもの保護者の心理過程:藤尾未由希・金生由紀子・松田なつみ・野中舞子・河野稔明・下山晴彦

連続講座

  • 当事者研究への招待(9) 「問いを問い直す―当事者研究と他の学術分野との協働」:熊谷晋一郎
  • たのしいからだ―地上環境の身体論(4) 「字を書くからだ その2」:野中哲士

リレー連載

  • 臨床心理学・最新研究レポート・シーズン3(4) 「トランスジェンダーと自殺企図―差別調査から見た性的マイノリティの実態」:平澤恵美
  • 主題と変奏―臨床便り(23) 「慢性疾患をもつ子どもと家族の関係発達」:渡部千世子

書 評

  • グレイアム・ミュージック著『子どものこころの発達を支えるもの―アタッチメントと神経科学,そして精神分析の出会うところ』(評者:稲田尚子)
  • 小林桜児著『人を信じられない病―信頼障害としてのアディクション』(評者:藤岡淳子)
  • ジェローム・ブルーナー著『意味の復権[新装版]―フォークサイコロジーに向けて』(評者:横山草介)
  • ルース・C・ホワイトほか著『双極性障害のための認知行動療法ポケットガイド』(評者:甲田宗良)
  • 橋本和明編著『犯罪心理鑑定の技術』(評者:渡邉和美)