臨床心理学 第20巻第1号


特集 人はみな傷ついている―トラウマケア


B5判/160頁/定価(本体1,600円+税) 2020年1月


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特集:人はみな傷ついている―トラウマケア

1 総論

  • 人はみな傷ついている―“悲しみ”と“哀しみ”の交錯:橋本和明
  • 日本におけるトラウマケアの歴史と系譜:飛鳥井望

2 トラウマセオリー―概論と理論

  • [インタビュー]トラウマとリカバリー:宮地尚子
  • 2つのトラウマ:松本卓也
  • 複雑性トラウマ(Complex PTSD)―慢性反復性の外傷:田中 究
  • 心的外傷後成長(Post-traumatic Growth : PTG)―逆境とレジリエンシー:菊池美名子

3 トラウマケア―技法と症例

  • トラウマ・インフォームド・ケア―傷を理解して接する:大江美佐里
  • トラウマフォーカスト・アプローチ―傷に相対する:亀岡智美
  • ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー―傷を語る:森 茂起
  • マインドフルネス―傷と生きる:大谷 彰
  • トラウマケアと支援者の傷つき―傷に憑かれる:稲本絵里

4 語られる傷・語りえぬ傷

  • 虐待・DV:杉山 春
  • 「気づかない男たち」―ハラスメント・スタディーズ:清田隆之
  • 自死遺族:中森弘樹
  • 戦争・トラウマ:中村江里
  • 傷とアジール―ハンセン病療養所生活者の戦後史から:有薗真代
  • カルト・脱カルト:櫻井義秀
  • 受刑者の痛みと応答―映画「プリズン・サークル」を通して:坂上 香

投 稿

  • 原著論文 心理師(士)養成大学院における心理実習の教育効果―地域援助実習に焦点をあてて:宇都宮真輝・津川秀夫・藤原直子・藤吉晴美
  • 理論・研究法論文 心理療法における概念の用い方についての一考察―Gendlinの理論の観点から:久羽 康

リレー連載

  • 臨床心理学・最新研究レポート シーズン3(20) 「子どもと大人の相互作用―その分析方法と研究課題」:長岡千賀
  • 主題と変奏―臨床便り(41) 「人の生に寄り添う」:藤井真樹

書 評

  • ヤーコ・セイックラほか 著『開かれた対話と未来―今この瞬間に他者を思いやる』(評者:下平美智代)
  • 松本俊彦 編『「助けて」が言えない―SOSを出さない人に支援者は何ができるか(評者:楢原真也)
  • 松本卓也 著『心の病気ってなんだろう?』(評者:山崎孝明)
  • 門本 泉 著『加害者臨床を学ぶ―司法・犯罪心理学現場の実践ノート』(評者:松本佳久子)