弘中正美著

遊戯療法と子どもの心的世界(POD版)

A5判 229頁 定価(本体4,200円+税) 2014年2月刊


ISBN978-4-7724-9010-8

 心理臨床において,セラピストが子どもにかかわっていくためには,「遊び」ほど自然で効果的なものはないであろう。本書では,遊戯療法に関するあらゆる臨床的課題を網羅している。著者は,30年近くに及ぶ臨床経験を基に,遊戯療法の本質,「遊び」の治療的機能,子どもの重要な心的活動としての遊び,等,遊戯療法が持つ諸特性を明らかにし,さらに心理療法一般に共通する原則的なエッセンスとして昇華させている。

おもな目次

      序文〈河合隼雄〉

      序章 子どもの世界と遊び

    第Ⅰ部 遊戯療法の本質

      第1章 遊戯療法とは何か
      第2章 遊戯療法をベースとしたいくつかの鍵概念について
      第3章 表現することと心理的治癒
      第4章 心理療法における象徴的表現
      第5章 日常的できごとにおける治癒的要因
      第6章 家族をめぐる心理学的諸問題

    第Ⅱ部 遊戯療法の実際

      第7章 不登校少女の遊戯療法
      第8章 水との和解をテーマとして恐龍の世界を生きる男児の遊戯療法
      第9章 行動のコントロールが効かない子どもの事例
      第10章 ある緘黙症男児の遊戯療法の分析
      第11章 遊戯療法の教育・研修

      終章 今,子どもは病んでいるのか