G・ドゥ・クレランボー著/木村敏夫,時澤哲也,関忠盛,山岸一夫訳

熱情精神病 POD版

A5判 234頁 定価(本体5,000円+税) 2017年6月刊


 
 

ISBN978-4-7724-9035-1

 1934年11月17日一発の銃弾が一人の精神科医の生命を断ち切った。今世紀前半における最大の精神病理学者と言われるG・ドゥ・クレランボーその人である。彼が熱情精神病と精神自動症を提唱したことはよく知られているが、ドイツ精神医学の影響下にあるわが国ではなじみが薄く、その原典が読まれることは少なかった。クレランボーの熱情精神病は恋愛妄想症を中心とするが、それがクレペリンの色情性パラノイアやクレッチマーの色情性関係妄想とどのように異なるか、本書が明らかにしてくれる。彼の本質ともいうべき独特の文体による詳細な症例記載を通して語られた本書は、現代の精神病理を考える上でも新鮮な示唆を与えてくれるものである。

おもな目次

原著序
第一章 予備的論文(一九一三年)
第二章 熱情精神病
補遺
訳者あとがき
文献